11月5日という日…。

脱力FP福田

2012年11月05日 17:39

福田家では絶対に忘れてはならないピリピリする日。

妹の誕生日なのだが、今年は「それはさておき(笑)」という日です。

かねてからボロボロだった鉄扇(銘は芹沢鴨)を先日の熊谷『博士とラムダを語るの巻』で図々しくも修理を依頼しており、わずかなオリオンビールとちんすこうで託しておりました。

それが本日、復活を遂げ沖縄に帰還してまいりました。

まず、立派な木の箱。当然手造り。何もかもピシャリ。博士は同年代の掛け軸の空き箱など見つければ、どうぞ入れ替えてくださいとおっしゃっております。恐ろしい話です。



釘(木の釘のようなものが見えます)も使っていない恐ろしい箱をあけると…

折れていたはずの中骨が復活している。
イモリの腕が生えてくるのを見たときの衝撃と似ていました。

そして、部分的に張り替えられた和紙。主張するでもなく単に時代を巻き戻す匠の作業。

そして扇子の中心(束ねる部分)である要を新たに真ちゅうで作成してあります。見れば見るほど細かい仕事です。横に1mmにも満たない六角穴のビスがしっかり埋まっています。
表面は『猫目』、裏面は『さいころの三の目』。3=みい(猫の鳴き声)という江戸風の洒落だそうです。極小の皮で出来たワッシャーが非常に滑らかな開閉を手伝ってくれます。




腰痛博士作 奇跡の鉄扇、芹沢鴨展
場  所 よろず相談所(那覇空港から徒歩70分)
一般公開 平日     17:00~23:00
     土日祝祭日  15:00~明けて2:00
拝観料  日本酒適量 要予約 


追伸:本日、一級ファイナンシャル・プランニング技能士合格しました。画像は根回しの良すぎる看板。
   と、恥ずかしいおっさん。

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