2010年10月16日
北海道中膝栗毛…。
早朝、機内。落語を聞きながらまどろむ。
前に座っているおばさんがシートを倒す。
心地よく組んでいた足の膝(ミカンみたいな所)に前席のシートが当たる。
『イタっ!』と叫んだつもりだったが、落語が盛り上がっていたので、実際に発音したのか分からない。かなり痛かった。
『こんな無神経な人間には天罰が下りますように・・・』と祈ろうとしたのだが、同じ飛行機に乗っている以上、リスクが伴うので『私の足の長さが異常だったんだな』と心の中で振り替える。現に隣のおじさんの膝から前のシートまではゆうに25㎝以上あるのだから・・・
ゴ~~~~~~~~~~~
先日、13日から北海道は札幌へ行って来ました。
7:30発の福岡経由。新千歳空港へは正午前に到着。バスに揺られる事小一時間。
13:00ロイトンホテル到着。
チェックインやら何やら済ませ、なんでやねん!と思いながらホテル横の日本そば屋さんに駆け込む。
時間が無かったので半分くらい残し、店主に謝りながら小走り。
~割愛~
フルコースと酒。
二次会。
日付が変わったあたりで☆ススキノ☆へ・・・
やっとネクタイを外す。
午前三時、やっと美味しい『味噌ラーメン』を食べる。
ホテルへ帰る。
寝る。
朝食バイキングはスルー。
寝る。
起きる。
湯船に浸かる。
ポケットでクシャクシャになっていたネクタイを装着。
~割愛~
朝ご飯をスルーした甲斐ありで、フルコース最期の『杏仁豆腐』は二人前食べる事が出来ました。
白ワインが体内を巡る。
14:00千歳空港行きバス発車。もう帰る時間だ。アホかと・・・
15:00千歳空港着。
私の飛行機は18:00発羽田行き。アホかと・・・
空港でお土産を物色中、友人に出会う。彼も17:30発との事。
空港内の居酒屋(禁煙)で「なんでいちいちこんな遠い所で飲み会やねん!」トークで盛り上がりながら『ウニ・秋刀魚刺身・イカの塩辛・ジャガバター』のバリュー肴で熱燗を頂く。
17:10・・・友人が店を出る。
突然の沈黙。地獄である。
隣のテーブルは4人の美人CA。
危うく話しかけそうになるのだが、そこは大人。しぶいねぇ・・・
塩辛をガバっと口に入れ、最期の熱燗をキュッと喉にすべらせたかと思うと、伝票を片手に清算。
もんもんとしている間に時は流れていたのであった。
慌てて搭乗口へ。
財布をポケットから出すのを忘れ、ゲートで『キンコンカンコン』。かなり恥ずし。
搭乗口内売店にて酒と肴を物色。既に羽田行きの便には行列。
ワテ『は?酒ないのですか?』
店員『搭乗口内にアルコールはございません。あ・・・生ビールなら・・・』
死ぬかと思った・・・機内でウイスキーコースかなと思いつつ独自で蘇生。
手に持った『スモークチーズ』のみを清算し、搭乗。
人生初めての一番後ろの席(勿論窓側)
気兼ねなくリクライニング可能。
離陸し、CA(美人)の人が動き出した刹那、『すんません・・・ビール下さい』とワテ。
美人CA「え・・・お食事ですか?」
ワテ『ん?ビールかなにか・・・とにかくお酒ほしいんですけど』
美人CA「あぁ!ビールですか!私てっきりミールかと!実は国内線に乗るの久しぶりで、ずっと国際線だったもので~割愛~」
(その自慢はどうでも良いと思っている)ワテ『で・・・ビール欲しいのですけど・・・』
美人CA「申し訳ありません。私も知らなかったのですけど~割愛~アルコール類はないようです(汗)』
ワテ『一本位ビールなり、なんなりありませんか?』
美人CA『ないんですよぉ・・・』
死んだ。
なぜか会話中、彼女の手のひらが私の肩に添われていたのだが、幸せバロメーターはマイナスを示していた。
キャバクラに行く理由=飲み放題で酒を作ってくれるから・・・だけ。
『人類の創りだしたプラスの遺産・・・それは空から眺めた夜景だ』
ある偉人がこんな言葉を残している。
小1時間程、気絶していたら、羽田に着きました。
19:30着の予定が10分遅れ。次の那覇行きの便が19:55発。
『乗り継ぎで那覇行きの福田様、お降りの際にお声をお掛け下さいませ』とアナウンス。
長蛇の列の最後尾に布陣している私。
次の便・・・恥ずかしいので先に行って欲しいと願う。
機内の出口で『福田です』と伝える。
「ま・・・まさか!最後かい!」と突っ込んんで欲しかったのですが、迅速に別の女性スタッフに引き渡される。
1人、別の通路を案内されて、先程のって来た飛行機の横で待っていた小奇麗なワゴン車に乗り込む。
乗車する際に、女性スタッフと運転手が『頭、気を付けてください』と言った。
既に乗り込んだ後だったのですが。
車はビュンビュン走る。
自力だと不可能な位遠い。羽田凄し。広し。
那覇行きの飛行機の傍で降り、また再び2人が『頭、気を付けてください』と言った。
確かに『いらっしゃいませ』や『グッドラック!』などの言葉がそぐわない。
究極の無難だ。
ここは『マニュアルか・・・』と思わずに『あぁ・・・私、背が高いもん』と猫背の分際で振り分ける。
そしてショートカット階段。あっと言う間に飛行機の入り口。
ここまで共にした女性スタッフに三つのお願いをした。
一つ、搭乗する前におしっこしたい。
一つ、搭乗する前に煙草一服したい。
一つ、搭乗する前に酒を買いたい。
彼女はしばし考え『二つにして下さい』と言った。
そして二人は逆方向に走りだすのであった・・・
~終わり~
【エピローグ】
煙草を諦め、無事搭乗。
今思えば、那覇行の機内にはビールの一つでも置いてあるのではないか・・・
離陸して暫くしてからトイレに行っても良かったのではないか・・・
そんな思いが巡る。
しかし、直感で大事な二つを遂行し、出発にギリギリ間に合った事が重大である。
そんな事を考えながらワンカップを開けスモークチーズを摘みながら4度目のフライトでまた同じ落語を聞いている。6回目位かと思う。スモークチーズはあっと言う間にあと一つ。
今度は『聴いている』である。
ワテ『すいません・・・ピーナツかなにかツマミないですか・・・』
CA(もはや顔を覚えておりません)『申し訳ございません・・・割愛♪』
ワテ『じゃぁ、スープ二杯下さい』
大好きな沖縄に帰る事が墜落しない限り確定したので許す事にした・・・
~おしまい~
前に座っているおばさんがシートを倒す。
心地よく組んでいた足の膝(ミカンみたいな所)に前席のシートが当たる。
『イタっ!』と叫んだつもりだったが、落語が盛り上がっていたので、実際に発音したのか分からない。かなり痛かった。
『こんな無神経な人間には天罰が下りますように・・・』と祈ろうとしたのだが、同じ飛行機に乗っている以上、リスクが伴うので『私の足の長さが異常だったんだな』と心の中で振り替える。現に隣のおじさんの膝から前のシートまではゆうに25㎝以上あるのだから・・・
ゴ~~~~~~~~~~~
先日、13日から北海道は札幌へ行って来ました。
7:30発の福岡経由。新千歳空港へは正午前に到着。バスに揺られる事小一時間。
13:00ロイトンホテル到着。
チェックインやら何やら済ませ、なんでやねん!と思いながらホテル横の日本そば屋さんに駆け込む。
時間が無かったので半分くらい残し、店主に謝りながら小走り。
~割愛~
フルコースと酒。
二次会。
日付が変わったあたりで☆ススキノ☆へ・・・
やっとネクタイを外す。
午前三時、やっと美味しい『味噌ラーメン』を食べる。
ホテルへ帰る。
寝る。
朝食バイキングはスルー。
寝る。
起きる。
湯船に浸かる。
ポケットでクシャクシャになっていたネクタイを装着。
~割愛~
朝ご飯をスルーした甲斐ありで、フルコース最期の『杏仁豆腐』は二人前食べる事が出来ました。
白ワインが体内を巡る。
14:00千歳空港行きバス発車。もう帰る時間だ。アホかと・・・
15:00千歳空港着。
私の飛行機は18:00発羽田行き。アホかと・・・
空港でお土産を物色中、友人に出会う。彼も17:30発との事。
空港内の居酒屋(禁煙)で「なんでいちいちこんな遠い所で飲み会やねん!」トークで盛り上がりながら『ウニ・秋刀魚刺身・イカの塩辛・ジャガバター』のバリュー肴で熱燗を頂く。
17:10・・・友人が店を出る。
突然の沈黙。地獄である。
隣のテーブルは4人の美人CA。
危うく話しかけそうになるのだが、そこは大人。しぶいねぇ・・・
塩辛をガバっと口に入れ、最期の熱燗をキュッと喉にすべらせたかと思うと、伝票を片手に清算。
もんもんとしている間に時は流れていたのであった。
慌てて搭乗口へ。
財布をポケットから出すのを忘れ、ゲートで『キンコンカンコン』。かなり恥ずし。
搭乗口内売店にて酒と肴を物色。既に羽田行きの便には行列。
ワテ『は?酒ないのですか?』
店員『搭乗口内にアルコールはございません。あ・・・生ビールなら・・・』
死ぬかと思った・・・機内でウイスキーコースかなと思いつつ独自で蘇生。
手に持った『スモークチーズ』のみを清算し、搭乗。
人生初めての一番後ろの席(勿論窓側)
気兼ねなくリクライニング可能。
離陸し、CA(美人)の人が動き出した刹那、『すんません・・・ビール下さい』とワテ。
美人CA「え・・・お食事ですか?」
ワテ『ん?ビールかなにか・・・とにかくお酒ほしいんですけど』
美人CA「あぁ!ビールですか!私てっきりミールかと!実は国内線に乗るの久しぶりで、ずっと国際線だったもので~割愛~」
(その自慢はどうでも良いと思っている)ワテ『で・・・ビール欲しいのですけど・・・』
美人CA「申し訳ありません。私も知らなかったのですけど~割愛~アルコール類はないようです(汗)』
ワテ『一本位ビールなり、なんなりありませんか?』
美人CA『ないんですよぉ・・・』
死んだ。
なぜか会話中、彼女の手のひらが私の肩に添われていたのだが、幸せバロメーターはマイナスを示していた。
キャバクラに行く理由=飲み放題で酒を作ってくれるから・・・だけ。
『人類の創りだしたプラスの遺産・・・それは空から眺めた夜景だ』
ある偉人がこんな言葉を残している。
小1時間程、気絶していたら、羽田に着きました。
19:30着の予定が10分遅れ。次の那覇行きの便が19:55発。
『乗り継ぎで那覇行きの福田様、お降りの際にお声をお掛け下さいませ』とアナウンス。
長蛇の列の最後尾に布陣している私。
次の便・・・恥ずかしいので先に行って欲しいと願う。
機内の出口で『福田です』と伝える。
「ま・・・まさか!最後かい!」と突っ込んんで欲しかったのですが、迅速に別の女性スタッフに引き渡される。
1人、別の通路を案内されて、先程のって来た飛行機の横で待っていた小奇麗なワゴン車に乗り込む。
乗車する際に、女性スタッフと運転手が『頭、気を付けてください』と言った。
既に乗り込んだ後だったのですが。
車はビュンビュン走る。
自力だと不可能な位遠い。羽田凄し。広し。
那覇行きの飛行機の傍で降り、また再び2人が『頭、気を付けてください』と言った。
確かに『いらっしゃいませ』や『グッドラック!』などの言葉がそぐわない。
究極の無難だ。
ここは『マニュアルか・・・』と思わずに『あぁ・・・私、背が高いもん』と猫背の分際で振り分ける。
そしてショートカット階段。あっと言う間に飛行機の入り口。
ここまで共にした女性スタッフに三つのお願いをした。
一つ、搭乗する前におしっこしたい。
一つ、搭乗する前に煙草一服したい。
一つ、搭乗する前に酒を買いたい。
彼女はしばし考え『二つにして下さい』と言った。
そして二人は逆方向に走りだすのであった・・・
~終わり~
【エピローグ】
煙草を諦め、無事搭乗。
今思えば、那覇行の機内にはビールの一つでも置いてあるのではないか・・・
離陸して暫くしてからトイレに行っても良かったのではないか・・・
そんな思いが巡る。
しかし、直感で大事な二つを遂行し、出発にギリギリ間に合った事が重大である。
そんな事を考えながらワンカップを開けスモークチーズを摘みながら4度目のフライトでまた同じ落語を聞いている。6回目位かと思う。スモークチーズはあっと言う間にあと一つ。
今度は『聴いている』である。
ワテ『すいません・・・ピーナツかなにかツマミないですか・・・』
CA(もはや顔を覚えておりません)『申し訳ございません・・・割愛♪』
ワテ『じゃぁ、スープ二杯下さい』
大好きな沖縄に帰る事が墜落しない限り確定したので許す事にした・・・
~おしまい~
Posted by 脱力FP福田 at 02:16
│ファイナンシャルプランナー